臍帯血

臍帯血ってご存知ですか?

臍帯血とは、赤ちゃんとお母さんを繋ぐ臍帯と胎盤に残った赤ちゃんの血液のことで、臍帯血には造血幹細胞という組織が多く含まれており、臍帯血から取り出した造血幹細胞は病気の治療に有効とされています。

そう、血液のがんには大変有効だそうです。

私は出産する時、直前まで臍帯血バンクに臍帯血を寄付をして、それがささやかでもどなたかの役に立てるのならと決め、書面にサインまでしていました。しかし、当日、病院の助産師さんから、臍帯血バンクは土日祝日は受け付けていないこと、使える臍帯血が限られること、そして出産したらまず最優先に臍帯血の保存処理をしなければならないので赤ちゃんとのコミュニケーション(カンガルーケア)が出来ないことを告げられ、結局は諦めてしまいました。

同じ病院で出産前から母親学級で一緒だった友達は、私が血液のがんになって移植が必要になった時にまずその話しをしました。

あれがあれば‥。と。でも、まさかね‥。

あれから14年ほど経ちますが、どうか制度が変わり、もっと臍帯血バンクが寄付された臍帯血を、そしてそれで助かるかも知れない命の重さを優先してくださっていますように。使えない臍帯血は仕方ありません。しかし365日24時間、受け付けてくれますように。

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