母を想う

私の母はいつも〝母の日〟や〝自分(母)の誕生日〟になると「お赤飯を炊いたから取りにいらっしゃい」と私に電話をかけてくるような人でした。

私は「催促されなくても忘れてないわよ!」と笑いながら用意したプレゼントとカードを持っていつも母の元へ急ぎました。

ずっと少女のような母で‥‥、いつも私のことを忘れないで!とアピールをしたり、とてもやきもちやきで、子供がそのまま大きくなったような、どうしようもないくらい手がかかるけれど、愛らしい、そんな母でした。

父はそんないつも誰かに寄り掛かっている母がかわいいと思いながらも、時々こんなことを言っていました。

「人という字はな、お互いが同じ力で支え合っているからバランスを保って倒れないで立っていられるんだ。だけど君(母)の場合は〝人〟という字ではなく〝入〟だな」と。

母親は子供に与え、妻は夫から与えられるから上手く回るのだろうけど
さすがの父もちょっと重すぎたんだな(笑)。

どんな相手でも、それぞれが同じくらいの力で支え合う、お互いが幸せでいられるためのバランスと距離感。

〝ぎぶ&ていく〟って大事です!

父と母の関係を見ていて、1番教えられたことです。

ちなみに、母は長女で父と結婚する前は何でもできる人だったそうです。

母は父に出会って、父と結婚して良かったなぁ。❤️

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です