優しい人間

萩本欽一さんが後輩にどうやったらもっと面白くなるかと尋ねられた時に

「面白くなんてならなくていいよ。もっと優しくなれ。優しい人がやっている笑いはみんなが笑う。冷たい人がやる笑いは誰かを傷つけて泣かせているかもしれない。だったら笑いの技術を磨くより優しい人間になれ。その優しさを研ぎ澄ませていったら、みんなを温かい気持ちにできるから」とおっしゃったそうです。

萩本欽一さんのあたたかな笑いを他の人が真似できないのは、きっとこの答えにあるような気がします。

世の中には優しい人と冷たい人って2種類いて、優しい人はどこか不器用に見えるけれど、実はよく考えていて、判断力もあったり、とにかくまわりも相手のことも自分のことも冷静によく見ているんですよね、

冷たい人って、1番「自分」、2番も「自分」、なんやかんや3番も「自分」だったり(笑)、とにかく自分愛が強くて自分しか見ていない。

出来れば、優しい人でいたい!なんて思うけれど、本当の優しさは簡単なことではない、まして優しさを研ぎ澄ませるってなかなか出来ることではない。

〝優しさを研ぎ澄ませる‥。〟。一生の課題にしようと思います。

この話しを聞いて、改めて思いました。

やっぱり、萩本欽一さんはスゴイ方だな。

5 Comments

  1. 中山圭以子様
    初めてのコメントになります。現在もお元気で、ご活躍されていることを知り、大変懐かしく、
    そしてうれしく思います。私が初めて圭以子さまのレコード買ったのは、中学生のころで、アイドルさんのレコードを購入したことがなく、レジに持っていくのが恥ずかしかったのを記憶しています。
    いつしか失念していましたが、現在も音楽に携わっておられたのですね。正直驚きました。きっと歌がお好きで、そして良き方々に支えられているのでしょう。幸せなことですね。
    今後は陰ながら、わたしも応援させていただきます。圭以子さまがいつまでもお幸せで折られます様に。

    1. 吉田 巧様

      とても嬉しいコメントを残して下さり、ありがとうございました。
      まだ今でも歌っています。メディアに出たり派手な活動ではありませんが、ファミリーや世代を超えて聴いていただける歌をコンサート、時々好きな歌を集めたライブをやらせていただいています。歌が大好きなんです!本当に長く歌わせていただいて、支えて下さっている方全てに感謝しかありません。
      どうぞこれからも応援お願いします。そして時々コメント残さると嬉しいです。
      ありがとう!

      中山圭以子

  2. 中山圭以子様

    本題の優しい人のお話についてコメントさせていただきます。
    【優しさを研ぎ澄ます】というのは、昔の剣客の修行に近いイメージを連想しました。かっこいいです。
    私が最初に思い当たったのは、芥川龍之介さんの、【雨にも負けず】でした。この詩中に無償の優しさが詰まっていると思いました。自我なく、人のために働こうと考えることは、正にやさしさの極限であるところと思います。昔、この詩を読んで、この様な人になりたいと思っていた自分もいましたが・・・せめてやさしさや人間力についてもう一度考え直したいと思っています。

    1. 吉田巧様
      雨にも負けず‥。宮沢賢治、私も大好きです。独特なひたむきさ、見習いたいと思います。
      強くて優しい人間になりたいですね!

  3. 宮沢賢治さんの間違いです。校閲不足でお恥ずかしい次第です。申し訳ありません。

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