幸せなこと、その①

病気になって、一番変わったのは私の”生きる”ということについての考え方です。毎日毎日「生きている、うふっ!」と幸せになる瞬間があるんです。この一瞬もこの一瞬も、もしかしたら感じることも、見ることも、聞くことも、味わうこともなかったと思うと、すべてが大事に思えます。

私は退院して、なんと半年後にスポーツクラブに入会しました。長期入院と大量の抗がん剤により弱くなってしまった筋肉をつけること、体力をつけること、そしてアクティブに長く生きるために体を動かすことが目的でした。スポーツクラブは以前も入っていましたが、それまでとは意欲が違いました。まず、そこでおそるおそる参加したフィットネスプログラム”ZUMBA®”。ラテンの音楽を中心としたフィットネスダンスで、インストラクターの動きの真似をしてダンスを踊ると言ったらいいのでしょうか。ダンスは好きですが、苦手でした。仕事でダンスは必須でしたので、ずっと続けていましたがコンプレックスがあって、どうしてもレッスンは好きになれませんでした。楽しむことができず、仕事でやらなければならにというのは、なかなかうまくなれません。好きにならないと楽しくないと何をやっても駄目ですね・・・。でも、今”ZUMBA®”をやっているときが一番「生きているんだ」と感じ、幸せな気分になり、リラックスし、達成感を与えてくれる、何よりも”自由”を感じるの。気が付くと、自然に気持ち悪いくらいニコニコ笑顔になってしまうんです(笑)。私は「坂口昌子」さんの大ファン。とてもチャーミングな方で、どんなポーズもしてもかっこよくきまって、かわいらしくて、時には情熱的に時には優雅に…本当に素敵なんです。日本を代表する最高のインストラクターです。私はいつでも彼女のレッスンが受けたいと思うし、少しでもあんな風に踊りたいと思って、頑張っているのですが、なかなか…。です。もう少し前に、こんなインストラクターの先生に出会えたら、私はダンスが夢中になっていたのに。本当にZUMBA®に、坂口先生に、会えてよかったです。

こんな風に夢中になれるものに出会えたのも、リセットされたお陰かも。またタップダンスも再開したいな。

zumba

(坂口昌子さんと。昨年のクリスマスZUMBAサークルにて。)

 

圭以子

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