今日は11代大樋長左衛門(年雄)さんの個展に行ってきました。
大樋長左衛門さんとは金沢の大樋焼を継承する陶芸家で美術家です。今回は還暦記念「ふたつの人生展」として大樋焼を継承する大樋焼の陶芸家として、そして現代アートの美術家として、その二つの顔の作品を魅せてくださいました。
大樋さんと出会ってもう25年くらい経つかも知れません。大樋さんの作品を見せて頂くと、何だか心の奥が熱くなります。
見ているだけで、悲しくなったり嬉しくなったり、涙が出たり思わず笑ってしまったり‥。作品の中にその作品と向かい合った大樋さんの御顔が浮かんで来たりします。25年前は25年前の大樋さん、そして今は今の大樋さんの世界が凝縮されていて、作り手の熱い心が見る人の心を動かすのでしょう。さすが!しか言葉がありません。
だから、
大樋さんに会うと、次お会いしたらあれもこれもお話ししたいと思うのに、あのオーラでなかなか喋れなくなってしまい、格好の悪い中山圭以子しか見せられないのですが(笑)、お会いする度に、作品作り、常に上を目指して伝統と新しいアートに熱く向き合っている大樋さんの姿に毎回感動しています。
大樋さんは私の命の恩人でもあります。大樋さんと出会わなければ、大樋さんが力を貸してくださらなかったら私はきっと今いない、たぶんね。
「半端ない!」という言葉。使うなら、私は大樋さんに使いたいです。いつも刺激のシャワーをありがとう。